オーナーさん店長さんは飲食店をオープンするまでにしておくことが多すぎて何からすれば良いのか迷っていませんか?
今回は、1年前からオープンまでにしておくことを時系列で分かりやすく解説いたします。
最低限しておく内容が83項目あります。
順番に確実に一つずつ解決していきましょう!
私は飲食業界に30年携わってきて、色々なオーナーさんの元、飲食店の立ち上げ・立て直しをしてきました。
だからこそわかる細かなところを今回はまとめましたので、ぜひ参考に使ってください。
この記事を読むと、
- オープンまでにしておくことがわかる
- 時系列でまとめましたのでチェックシートとして使える
- 見落としがちな細かなことに気づける
- 開業に必要な資格・届出がわかる
などのことが簡単に分かります。
この記事で見落とさないようにしてください。
では1年前からやっておくべきタスクを説明していきます。
注目記事:飲食店開業の資金を抑えたい!物件選びで失敗したくない!そんな方のためのサービス!
お店の開業までの流れ
お店を開業するプロセスは多くのステップから成り立っており、以下に一般的な流れを示します。ただし、具体的な要件や手続きは地域や業種によって異なる場合があります。したがって、開業前に地元の法律や規制について確認し、プロフェッショナルなアドバイスを受けることが重要です。
- アイデアとビジネスプランの策定:
- まず、どのような店舗を開業するかについてのアイデアを明確化し、ビジネスプランを作成します。ビジネスプランには収益モデル、市場調査、競合分析、資金調達計画などが含まれます。
- 法的形態の選択:
- ビジネスの法的形態を選択します。法人、個人事業主、パートナーシップなどが考えられます。法的形態によって責任、税金、運営方法が異なります。
- 市場調査:
- 目標市場を詳細に調査し、競合状況や需要を分析します。この情報はビジネス戦略の策定に役立ちます。
- 資金調達:
- 開業資金を確保するための資金調達計画を立てます。自己資金、銀行融資、投資家からの資金調達などが選択肢として考えられます。
- 法的手続きと許認可:
- 開業するために必要な許認可やライセンスを取得します。これには地方自治体や産業に関する規制を遵守することが含まれます。
- 場所の選定:
- 開業する場所を選びます。場所はアクセス性や顧客層に大きな影響を与えるため、慎重に選定する必要があります。
- 設備とインフラの整備:
- 開業に必要な設備、設備の修理や改装、必要な機器や家具を整備します。
- スタッフの採用とトレーニング:
- 必要な場合、スタッフを採用し、トレーニングを行います。スタッフの選定とトレーニングは、サービス品質に大きな影響を与えます。
- マーケティングと広告:
- 開業前と開業後に、マーケティング戦略を策定し、広告キャンペーンを実施します。顧客を引き寄せ、知名度を高めるために重要です。
- 開業:
- 必要な許認可を取得し、設備やスタッフが整ったら、正式に開業します。開業日には顧客にサービスを提供する体制を整える必要があります。
- 経営と成長:
- 開業後もビジネスの運営と成長に取り組みます。収益、費用、顧客満足度などの指標をモニタリングし、適宜調整を行います。
このプロセスは一般的なガイドラインであり、実際の開業プロセスは業種や地域によって異なります。開業前にビジネスコンサルタントや弁護士、会計士といった専門家のアドバイスを受けることが、成功の鍵となることがあります。
1年〜3ヶ月前にやるべきタスク
お店の開業オープン1ヶ月前までに決めておくことは、スムーズなオープンを実現するために非常に重要です。以下に、開業前に決めておくべき主要なポイントを挙げてみます。
これらの項目を1ヶ月前までに決定し、準備を進めることで、オープン時にスムーズな運営ができるようになります。計画的な準備としっかりとした準備が成功への第一歩です。
1繁盛店の視察を繰り返す
なぜこの店は繁盛しているのかを分析・視察を繰り返すことによって自店への参考にします。
ダメなところを見つけ出してもあまり意味がないので良いところを見つけ出しましょう。
詳しくはこちらの記事をお読みください!⬇️
2知人など出店までのプロセスを教えてもらいましょう
出店経験者だからわかる苦労や見落としなどを教えてもらうことで自店の開業への参考にしましょう。
3店名を考える
①2~7文字である
②ショルダーネームがある
③客層を意識した字面である
④お店を連想するキーワードが入っている
⑤ゆかりのある人の名前を使っている
こういった名前の付け方は繁盛店の共通するところです。
詳しくは、また別の記事にします。
4コンセプトを作成する
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(誰に)
- What(何を)
- Why(なぜ)
- How much(いくらで)
- How(どのように)
を意識して考えると考えやすいと思います。
詳しくはこちらの記事をお読みください⬇︎
5出店エリアをいくつかに設定する
エリアを決めると自ずとコンセプトの明確化や販売する商品の決め手になります。
飲食開業専門不動産サポートで開業資金−75%に!
詳しくはこちらの記事を読んでください!
必ず役に立ちます。⬇️
6物件の相場を把握する
エリアで物件の相場はかなり変わってくるので、その辺りを知っておく必要があります。
全国の優良物件を探してトータルサポートを受けるならこちらの記事を参考にしてください!⬇️
7物件の希望条件を決定する
賃料・坪数・階数などの希望を明確化しておきましょう。
8物件情報の収集を開始する
⑦で希望の条件が決まったので実際に不動産屋などで情報を収集しましょう。
9資金計画書を作成する
実際に物件を借りるのに必要な費用・店舗運営に必要な費用など詳しく書き出しておきましょう。
詳しくはこちらの記事をお読みください⬇️
10内外装の雰囲気・イメージを検討する
できるだけ詳しくイメージを書き出して、自店の雰囲気を思い浮かべましょう。
そうすることでメニューや営業のイメージがしやすくなります。
店舗内装をやってくれる業者を探すならこちらの記事を読んでください!⬇️
11店舗デザイン会社を探し始める
店舗デザインは細かなところまで決めるのに時間がかかるので早い目にめぼしいデザイン会社を探しておきましょう。
12メイン商品を決定する
ある程度エリア・坪数・階数・店舗イメージが決まればメインとなる商品を決めるのにイメージしやすくなっていると思います。
お店の売りとも言えるメイン商品を決めましょう。
3ヶ月〜1ヶ月前にやるべきタスク
この時期になってくるとより詳しく、イメージを形にしていきましょう。
ここからは後戻りできなくなってくるので覚悟が要ります。
13候補物件を選定する
不動産屋で見つけた物件を徐々に絞り込みましょう。
これって物件があれば他の人に取られないように契約をするのも良いでしょう。
不動産屋に相談するときに「火」が使えるのかなど実際に飲食店が営業できるのかも確認しておきましょう。
意外と「火」が使ってはいけない物件があります。
物件の賃料の交渉をしてくれる不動産業者を探すならこちらの記事をお読みください。⬇️
14候補物件の周辺を現地調査する
候補物件の周りの環境などを調査しましょう。
周りに公園・駅・バス停・学校などの施設があるのかなど出来るだけ詳しく調べてターゲットになりうる客層を把握しておきましょう。
15銀行・公庫に借り入れの相談に行く
自己資金だけではなかなか開業できないので、借り入れをしなくてはいけません。
実際にどれくらい借り入れができるのか相談をしておきましょう。
銀行・公庫への借入の書類手続きを手伝ってくれる不動産の記事はこちら!⬇️
16内見する物件を決める
いい物件があったらすぐに内見の申し込みをしましょう。
内見をする際にゴキブリの死体がないかなども見ておきましょう。
17保証人の目処を立てる
銀行や公庫からの借り入れをする際には保証人が必要です。
そのための保証人を早い段階から決めておきましょう。
18物件への申し込みを行う
良い物件が見つかったら申し込みを行いましょう。
このときに保証人も必要になってきます。
19銀行・公的融資に必要な書類を作成・準備をする
融資に必要な書類・保証人を決めて実際に記入しましょう。
記入漏れなどが必ずあるので早い目に書いて訂正してもらいましょう。
銀行。公庫への書類作成をサポートしてくれるイン紹介業総合サポートの不動産会社の記事はこちら⬇️
20賃貸契約書の内容を確認する
店舗を出るときに全てきれいにしないといけないスケルトンにするのかをしっかり見ておきましょう。
21賃貸契約書を結ぶ
この契約をした時点から賃料が発生します。
22依頼する店舗デザイン会社を決定する
店舗デザイン会社は近くの会社が何かと手直しなど楽なのでそちらで探しましょう。
店舗デザインから内装工事まで請け負ってくれる不動産会社の記事はこちら⬇️
23設計・施工に関する契約書の内容を確認する
デザイン会社が決まれば契約をしましょう。
24工程表を確認する
できるだけ早く引き渡しをしてもらうために工程表で確認しましょう。
25工事保証内容を確認する
今後の手直しなど含めた内容を確認しておきましょう。
26店舗デザイン会社との契約を結ぶ
設計・施工に関する契約書の確認と工程表の確認と保証内容の確認が済めばデザイン会社との契約をしましょう。
27必要な厨房設備・機器の選定を開始する
店舗サイズで製氷機のサイズなどが決まってきます。
厨房設備メーカーとの打ち合わせを始めましょう。
28厨房のレイアウトを検討する
厨房のレイアウトは調理するのにとても大切なことです。
同線を考えながらレイアウトを決めましょう。
29厨房の設計を行う
レイアウトが決まれば設計を決めましょう。
高さ・配置などしっかり決めましょう。
30近隣に対して工事に関する挨拶をしっかりしておく
今後付き合いを必要とする近隣にトラブルにならないようにしっかりと挨拶をしておきましょう。
必ず工事で迷惑になるのでここは手を抜かないように。
31食品衛生管理者の資格を取る
食品衛生管理者は、食品衛生法第48条の規定により、製造又は加工の過程において特に衛生上の考慮を必要とする食品又は添加物であって、食品衛生法施行令で定めるものの製造又は加工を行う営業者は、その製造又は加工を衛生的に管理させるため、その施設ごとに、専任の食品衛生管理者を置かなければならないこととなっています。
営業者は、食品衛生管理者を置いたときは、15日以内に都道府県知事(保健所)に届けでなければなりません。
32保健所に営業許可の申請を行う
食品衛生管理者を取ったら速やかに保健所に届出を出しましょう。
33消防署に各種届出を行う
消防署に提出する書類は4つあります。
「防火管理者選任届出書」
「防火対象物使用開始届出書・防火対象物工事等計画届出書」
「消防用設備設置届出書」
「消防計画の届出」
これかをしっかりと提出しましょう。
これれの必要書類を用意してくれるサポートの記事はこちら⬇️
34メインメニューを確定する
12で決定したメインメニューをどのように提供するのかまで細かく決めましょう。
35サブメニューを考える
アルコール・おつまみ・サラダ・デザートなどメニュー構成を考える。
36各商品の原価を算出し売価を決定する
サブメニューが決まれば原価を算出して売価を決めましょう。
売れ筋予測商品は利益率を高く設定しましょう。
37各商品の提供時間を確認する
実際に作ってみて時間を計りましょう。
時間がかかってします商品はどこまで仕込みをするのかを検討しましょう。
38各商品を試食して見直しと改善を行う
実際に作った商品を試食して納得するまで改善しましょう。
本当にこれでお金をいただけるのか等を考えましょう。
39レシピブックを作成する
商品のレシピが確定したらレシピブックにまとめましょう。
アルバイトでも作成できるように工程も詳しく書いておくと良いです。
40自店の料理に必要な食材及び調味料をピックアップする
食材ごとにどこで仕入れるのかをピックアップしておきましょう。
41自店の店舗運営上必要なサービスをピックアップする
接客内容や提供内容をあらかじめ決めてマニュアルを作っておきましょう。
接客マニュアル・アルバイト教育をしてくれるサポートの記事はこちら⬇️
42必要な食材業者を選定する
これまでの付き合いのある業者から決めていきましょう。
43必要な店舗運営のサービス業者を選定する
例えばBGMを有線にするなら有線会社を決めたりしましょう。
44レジを選定する
POSレジにするのかなど詳しくこれから使っていくレジなのでしっかりと決めておきましょう。
POSレジ・クレジットカードなどの契約をサポートしてくれる記事はこちら⬇️
45店舗クリーニング業者を選定する
入り口のマットや床のクリーニングなど衛生面に関する業者を決めましょう。
46看板業者を選定する
店舗デザイン業者と看板業者は別のことが多いので、デザイン業者と看板業者を繋げて統一感のあるデザインにしてもらいましょう。
47各取引業者と納品単価やクオリティについて確認する
交渉次第でメインの商品が安くなることもあるのでしっかり打ち合わせをしましょう。
48各取引業者と発注⇨納品のサイクルを決定する
発注日・納品日を確認しておく
49各取引業者と納品方法を決定する
納品場所・納品時間をの取り決めを行いましょう。
50各取引業者との間の請求と支払いの方法を決定する
売掛なのかその場での現金払いなのか細かく決めておきましょう。
51店舗運営に必要なスタッフ数・シフトを検討する
実際に働いてもらうアルバイトの必要人数やシフトを先に決めてそこに実際に来てくれたアルバイトを当てはめましょう。
52募集条件・採用基準を検討する
時給・交通費・なども決めておきましょう。
アルバイトの効率的な集め方の記事はこちら⬇️
53募集方法を検討する
アルバイト雑誌で募集するのかなど細かく決めておきましょう。
54スタッフの募集を開始する
最初のアルバイトの募集は多いめに採用しましょう。
オープニングのスタッフは現実と違ってすぐに辞めていきます。
そのときにスタッフが足りなくならないように多いめに採用するのが良いです。
オープンしてからのアルバイトの採用方法はこちらの記事を読んでください。
ここまでが1ヶ月前までにやるべきタスクです。
ここから先のオープンまでにやっておくべきタスクは別記事で紹介いたします。
1ヶ月前までにやっておくべきタスクが最低でも54項目あります。
どれも逃してはいけない内容となっています。
プリントアウトするなりして、チェックシートにして活用してください。
実はここからがもっと大変になってきます。
それほどオープンにはやるべきタスクがあります。
では次回
でお会いしましょう。
こちらの記事もおすすめです。合わせて読んでください。