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2023年版! ラーメン屋は儲からない!?オーナーの年収は???

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最近ではラーメンダイニングなるものも出てきてラーメン業界は多様化しています。

淡麗系・つけ麺・汁なしのまぜ麺などジャンルが多様化した結果、若者の経営者による店も増えました

こだわりを全面に出した店も多くて、資本力のある有名店が展開する店と対局にあるような存在となっています。

それに、汁なし・濃厚魚介つけ麺・淡麗系と言ったブームとともに、そのブームに特化した店もオープンしています。

夢が叶って開業したはいいけど、何が悪かったのか徐々に客足は遠のき、閉店へと追い込まれたラーメン屋はたくさんあります。

これからラーメン屋を開業しようとお考えのオーナーさん・店長さんはぜひ今回の記事を読んで自店の開業の参考にしてください。

最近オープンしたばかりなのに気づいたら閉店していた・・・というラーメン屋もよくあります。

流行り廃りの激しいラーメン業界で生き残って行くのは決して簡単ではないことを忘れないでください。

私は飲食業界に30年携わってきて、色々なオーナーさんの元、飲食店の立ち上げ・立て直しをしてきました。

だからこそわかる細かなところを今回はまとめましたので、ぜひ参考に使ってください。

ある統計ではオープンから1年以内に実に4割程度が閉店へと追い込まれてしまっていることがわかっています。

数多くの新店舗がオープンする一方で、どんどん潰れているのがラーメン業界の現実です。

いかに難しいか、そしていかにリスクが高いかを考えながら開業しましょう。

ここからはそんなラーメン業界の失敗例をパターン別に上げていきます。

そして、失敗しないためのラーメン屋の開業の方法を解説していきます。

それでは、私と一緒に見ていきましょう!

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ラーメン屋は儲かるの?

ラーメン屋が儲かるかどうかは、多くの要因に依存します。以下は、ラーメン屋が利益を上げるために考慮すべき主要な要因です:

  1. 立地条件: ラーメン屋の場所が非常に重要です。人通りの多いエリアや商業地域に位置することで、顧客の集客がしやすくなります。また、競合店舗の存在も考慮しなければなりません。
  2. 品質と味: 高品質の食材を使用し、おいしいラーメンを提供することが顧客のリピート率を高める鍵です。ラーメンの味やスープの特徴を工夫し、差別化を図ることが重要です。
  3. コスト管理: 原材料の仕入れ、労働コスト、光熱費などの経費を効率的に管理することが必要です。コストを適切に管理しないと、利益が減少する可能性があります。
  4. 価格設定: メニューの価格設定を検討しましょう。競合店舗や地域の経済状況に合わせて適切な価格を設定することが大切です。価格が高すぎると顧客が離れ、低すぎると利益が得られない可能性があります。
  5. マーケティングとブランディング: ラーメン屋の知名度を高めるために、効果的なマーケティング戦略を採用しましょう。ソーシャルメディア、口コミ、イベントなどを活用してブランドを構築し、顧客を引きつけることが重要です。
  6. 人材とサービス: スタッフのトレーニングとサービスの品質を向上させましょう。フレンドリーな接客と迅速なサービスは顧客の満足度を高めます。
  7. 競合分析: 競合店舗の強みや弱点を分析し、自店舗の戦略を立てましょう。競合に対抗するための差別化を考えることが重要です。
  8. 顧客フィードバックの受け入れ: 顧客からのフィードバックを受け入れ、改善に努めましょう。顧客の要望に応えることで、顧客忠誠度が向上します。

ラーメン屋が儲かるかどうかは、経営者の努力と戦略に大きく依存します。競争が激しい飲食業界で成功するには、高品質な商品、良好なサービス、適切な価格設定、効果的なマーケティングなど、多くの要因を考慮する必要があります。また、開業前にビジネスプランを詳細に検討し、リスクを最小限に抑える努力も不可欠です。

ラーメン屋は儲からない!

理由1:ラーメン屋が増えすぎている!

あなたも気づいていると思いますが、ラーメン屋が増えすぎているとは思いませんか?

単純に、ラーメン屋の店舗数が増えすぎているということが閉店へと追い込まれる原因の一つでもあります。

最近では、ラーメン屋の店舗数が過剰に増えて、需要よりも供給が大幅に上回っています

ラーメン屋がそこら中に増えることで、お客様もラーメン屋を選ぶようになります。

お客様にとっては豊富な選択筋があるので「近いから」という理由でお客様が来るような時代はもうありません。

それに最近はお客様の舌も肥えているので、ただ美味しいだけのラーメンでは満足してもらえず、プラスαの要素が求められる時代なのです。

それらを満たしていないラーメン屋は、せっかく念願のラーメン屋を開業できたとしても失敗する確率が高くなります。

理由2:回転率が悪く売り上げが伸びなかった

ラーメン屋の客単価は1000円程度です。

多額の開業資金や、お店を運営するための運転資金とか、多額の資金が必要な割には売り上げとなる客単価が低いので、一見すると費用に効率が悪く見えます。

今後、売り上げを伸ばして行くには「回転率」が鍵を握っていると言っても過言ではありません。

ラーメン屋を開業するときに、お客様の回転率から客数を算出することができれば、おおよその1日の売り上げ予測ができます。

そこを計算せずラーメン屋を開業すると、売り上げが伸び悩み、最終的に運転資金が捻出できずに失敗することがよくあります。

理由3:ラーメン屋の味がアレ

今の時代、ラーメン屋を開業するのがとても難しいと感じる1番の理由が「ラーメンの味」です。

最近ではバリエーション豊かなスープの味やラーメン屋の系統も増えて、またお客様の舌も肥えているから、ラーメンの味が多様化し、美味しいラーメンを出す人気繁盛店がいくつもある中、自分のオリジナルのラーメンで勝負して行くのは決して簡単なことではありません。

ポピュラーで定番の味に仕上げたとしても、既食感のあるラーメンだと埋もれてしまいます。

かといって斬新で奇抜なラーメンだと一時的には売れたとしても客足が続かない可能性もあります。

ブレずに安定して美味しいラーメンを提供して行くためには「ラーメンの味」がやはり重要となってきます。

理由4:収支バランスがうまくいかず経営不振

ラーメン屋を経営する上で難しいのがこの「収支のバランス」です。

単純にラーメンをたくさん売ったからと言って黒字ににならないのが難しいところで、材料費・人件費・賃料や光熱費・雑費などの経費の割合が大きいのもラーメン屋の特徴です。

ラーメン屋を開業するときは、しっかりとした資金計画を立てないと、たちまち運転資金が尽きて失敗に終わってしまうから、いかにランニングコストを下げるかも大きなポイントとなります。

ラーメン屋のオーナーの年収は?

平均的に

設備投資:約1620万円

運転資金:約60万円

材料費:約150万円

家賃:約月50万円

光熱費:約月5〜20万円

人件費:約月15万円

食器・家具・備品:約60万円

くらいかかっていると言われています。

開業資金・固定費を合わせるとあっという間に2000万円を超える資金が必要になります。

そした、ラーメンのおおよその原価は

醤油ラーメン:185円

とんこつラーメン:215円

味噌ラーメン:270円ぐらいと言われています。

一番原価の低い醤油ラーメンであれば、倍の金額で利益を出すことが可能です。

しかし、フランチャイズに加盟していたり、人件費がかさんだりすると、すぐに赤字になるため、安すぎる値段設定も危険です。

原価185円の醤油ラーメンを1杯500円で販売した場合、1日に200杯程度を売り上げる事ができれば、固定費の他に月80万円程度が利益になります。

さらに、そこから開業にかかった資金の返済を続けていくと、ざっと計算して8年以上はかかります。

ラーメン屋で開業資金を返済し、さらに固定費も賄い、利益を上げるためには緻密な計算と、先を見越した資金繰りもとても重要になってきます。

数字・経済・経営に強くなければ、長年ラーメン屋を続けることはできません。

失敗しないためのラーメン屋の考え方!

それでは、これら4つのラーメン屋開業における失敗例を踏まえた上で、どのようにすれば失敗しないためのラーメン屋になるかについて解説していきます。

ラーメンの味

こんなにたくさんあるラーメン屋の中からお客様に選んでもらうには、やはり商品である「ラーメン」が重要になってきます。

また、ラーメンの命であるスープは温度や季節、また作り手のコンディション1つで変わるものだけど、日によってスープの味が違うというのは言語道断です。

それはお客様にも伝わってしまいます。

安定した美味しいラーメンの味を提供するのは、ラーメン屋の絶対条件と言えます。

立地ビジネス

それに、ラーメン屋は立地ビジネスとも言われるほど、立地条件は重要です。

繁華街なら個性や新規顧客を呼び込む工夫を、ビジネス街なら低価格でスピード提供を心がける、ロードサイドなら車に乗ってすぐにわかる外観デザインなど、立地によって何を重視すべきかを考える必要があります。

店舗設計

お店の回転に大きく関係する店舗設計も大事です。

店舗設計にはお客様の回転率を上げるための工夫が必要です。

資金計画

あとは、資金計画を立て、1日の売上額を前もって想定し、万が一売り上げが総定額に満たない場合に見直しができるか?計算力や対応力が必要となってきます。

これらをオーナー1人ですべて実践して行くのは実際にはとても大変です。

ラーメン屋という非常にハードな仕事に体力の限界を感じて、途中で挫折してしまうオーナーもいます。

ラーメン屋を開業した後でも不安は尽きない、それが「厳しい」と言われているラーメン業界の実態です。

3年以内に閉店するラーメン屋は全体の70%

3年以内に閉店するラーメン屋は全体の70%という結果も出ています。

そもそも飲食業界は不安定な職業であり、継続率は全体的に低い上、その中でもラーメン屋は人気ジャンルです。

先人に学ぶ

あとは先人に学ぶとすれば・・・1000円を超えるラーメンはヤバい!ということです。

ラーメン屋の中には素材やs時に強いこだわりを持つ店舗もあり、最近では一杯1000円を超えるような価格を提示しているラーメン屋も多いです。

食材・味・ラーメンを作る工程などにこだわり出すと、ラーメンの提供価格はあっという間に1000円を肥えてしまうけど、ラーメンの提供価格が1000円を肥えてしまうような場合は、ラーメンへのこだわりとはそもそも何なのかという点から考え直す必要があると言えます。

ミシュランに掲載されているお店ではかつて1000円でラーメンを提供していました。

しかし、世界で高く評価された後、すぐに900円に値下げをしました。

そこの店主は周囲の情報に振り回されたり、思考を停止して同じメニューを作り続けたりするだけでは、本当に美味しいラーメンお作ることはできないと考えているそうです。

常に新しい食材を求め続け、無駄なコストを一切かけず、シンプルなラーメンを作ることで提供価格を抑えることができるようになったそうです。

そもそもラーメン一杯に1000円は伴っていないということを理解した上で、美味しいラーメンを求め続けること、また、ラーメン屋を運営する経営者であると言う自負を持ってこそ、ようやくラーメン業界で成功できるんだそうです。

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ラーメン屋の意外な落とし穴

あとはラーメン屋の経営の意外な落とし穴があります。

それは人材不足です。

飲食店の中でも特にラーメン屋はアルバイトの人気が低く、募集をかけても思うように集まらないのです。

時給を上げれば人は集まるかもしれませんが、かえって人件費がかかり赤字になる可能性もあります。

できる限り人件費を抑える方法を考えつつ、さらに「ここで働きたい」と思わせる魅力的な条件を提示する必要があると言えます。

人件費を削減するには券売機を導入する・メニュー数を少なくするといった工夫をする必要があります。

また、働きやすい立地を選ぶ・短時間の勤務でOKなど働きやすさを重視する求人も大切です。

人件費を削減するために、営業時間の短縮・土日祝を定休日にする・あるお店では100食を売り切った時点でその日の営業を終了するなどの対策を取り入れているところも多いです。

まとめ

ラーメン屋は飲食店の中でも省スペースで開業できることから、参入しやすいビジネスとも言われています。

だけどその反面、価格や材料費、固定費を抑えることで、人材を集めること、さらにライバル店との差別化することなどがとても難しくて、リスクの高い業界です。

成功しているラーメン屋は理想だけを求めているのではなく、想像できないくらいに緻密な計算を行い、締める部分は締めて、必死に経営を続けているのが現状なのです。

ラーメン屋の開業に踏み切る前に、自分にその覚悟があるのかを一度振り返ってみることが必要となります。

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