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飲食店のオーナーさん・店長さんは自店のダクト掃除のやり方が分からず放置していませんか?
実はダクト掃除はとても大切で、放置していると中に脂が固まり、火災の原因になります。
私の知り合いのお店でも閉店後、火災になり多額の賠償を請求されました・・・。
飲食店にはそんな危険が常に隣り合わせです。
私は、30年以上飲食業界に携わってきました。
色々なオーナーさんの下でたくさんの飲食店を立ち上げ・立て直しをしてきました。
だからこそわかる細かなことを記事にしています。
少しでも参考になれば幸いです。
今回の記事を読んで
- ダクト掃除の必要性
- 業者に頼むとどれくらい費用がかかる?
- 自分でできるダクトの掃除の仕方
- ダクト掃除の業者を選ぶポイント
がわかるように構成しています。
それでは私と一緒に見ていきましょう!
飲食店のダクト清掃を放置するとどうなるのか?
飲食店のダクト(換気システムや排気システム)の定期的な清掃を放置すると、さまざまな問題が発生する可能性があります。以下は、ダクト清掃を怠ることがもたらす潜在的なリスクと影響です:
- 火災の危険性:
- ダクト内に脂肪や油膜が蓄積すると、火災の危険性が増加します。ダクト内で火花が発生した場合、脂肪が引火し、大規模な火災につながる可能性があります。
- 健康リスク:
- ダクト内に蓄積したゴミや細菌が飛散することで、食材や調理器具に汚染が及び、食中毒の原因となる可能性があります。また、清掃されていないダクトからの空気中の微粒子が従業員や顧客の健康に害を及ぼすこともあります。
- 排気効率の低下:
- ダクト内に蓄積した汚れや脂肪が、排気ファンや換気装置の効率を低下させる可能性があります。これにより、換気システムの性能が悪化し、煙や匂いの排出が不十分になることがあります。
- 法的制約と罰則:
- 多くの地域では、飲食店のダクト清掃に関する規制が存在します。定期的な清掃を怠ると、法的制約に違反する可能性があり、罰則や罰金が課せられることがあります。
- 顧客の信頼性と評判への影響:
- 衛生的な環境と食品安全は、飲食店の評判に直接影響を与えます。清潔で安全な環境を提供しない場合、顧客の信頼性と評判が損なわれ、顧客離れが発生する可能性があります。
- 臭気と不快感:
- ダクト内に蓄積した汚れや脂肪が、不快な臭気の発生源となります。これにより、飲食店内で不快な臭いが発生し、顧客の滞在体験が悪化する可能性があります。
したがって、飲食店経営者は定期的なダクト清掃を怠らず、食品安全と顧客満足度を確保するための対策を講じるべきです。ダクト清掃は安全性と衛生面で非常に重要であり、法的要件を遵守することも含めて、経営戦略の一部として考慮されるべきです。
ダクト掃除の必要性
ダクト掃除を怠るとどうなるのか、実例で紹介します。
知人の飲食店の話です。
そのお店は全くダクトの掃除をしていませんでした。
ある日の営業を終了して、帰宅して過ごしていると、警察から連絡があり、「お店が燃えています」と一報が入りました。
消防による必死の消化も虚しく、お店は全焼し廃業しましたが、その後、多額の賠償金を請求され今も大変な生活を送っています。
このようなお店を少しでも減らせればと思います・・・。
ダクト掃除を怠ると、
- 火災の危険性
- 害虫による健康被害
- 不衛生な環境
注目記事:飲食店のゴキブリ駆除の費用は?プロにお任せ!掃除だけでは無理です。
業者に頼むとどれくらい費用がかかる?
業者に依頼することで、厨房やフロアのしつこい油汚れなど、自分たちでは難しい箇所の清掃が可能です。
スタッフの負担が減り、従業員の満足度が向上するほか、ケガや事故などのリスクを低減させることができるでしょう。
飲食店の清掃を業者に頼む場合の料金相場
ここでは、飲食店の清掃を業者に頼む場合の料金相場をご紹介します。
【50㎡前後の場合の料金相場】
箇所 | 料金相場 |
---|---|
床清掃 | ¥12,000〜¥50,000 |
ダクト・厨房フード | ¥30,000〜¥100,000 |
エアコン清掃 | 10,000円~ /基 |
排水設備の清掃 | ¥15,000~¥40,000 |
自分でできる床・ダクトの掃除の強い味方!業者も使っている強力洗剤!
ダクト・厨房フード
空調や換気、排煙のために設置されているダクトや、厨房のフードなどの排気設備全般も、定期的に業者に清掃を依頼しましょう。
プロの手で、こびりついた油汚れなども、専用の洗剤や道具を用いて除去してくれます。
ダクトフードに蓄積されたほこりは、火事の原因となります。しっかり取り除くことで、火事の予防に努めましょう。
床清掃
飲食店の厨房の床や、ホールの床は、油やホコリで汚れが溜まりやすい場所です。
自分たちで行う日常の清掃にプラスして、定期的に業者に依頼をしてワックスがけも行なってもらいましょう。
店舗により、フローリング、カーペット、ドライキッチンなどと、床の材質が異なるため、事前に業者に対応可能かどうか確認すると良いでしょう。
排水設備(グリストラップ・排水溝・排水管)
排水設備全般は、飲食店の清掃において特に重要な部分です。
汚れを放っておくと、害虫や悪臭発生のリスクが高まり、営業面に多大な損害を与えてしまいます。
日常の清掃に加え、油汚れやこびりついた頑固な汚れを清掃業者にお願いして除去してもらいましょう。
また、排水管の劣化によって隙間ができると、ネズミ・ゴキブリの出入口になってしまいます。
こちらも、定期的に点検し状況に応じて交換が必要です。
エアコン清掃
飲食店で使われているエアコンには、油とホコリが混ざった汚れが付着しています。
また、喫煙可能な店舗だと、タバコの匂いも気になるところです。
業務用エアコンには、壁掛けタイプ、天井埋込みタイプ、ダクトタイプなどがあります。
自社のエアコンに対応しているか、依頼時に確認しておきましょう。
自分でできるダクトの掃除の仕方
ダクト内部にこびり付いた油汚れや、粉塵を掃除するのは、素人には非常に難しいものがあります。
しかし、ダクト内部の汚れを少しでも軽減させるために、自分でもできることはあります。
- ダクトの吸い込み口についているホコリを定期的に掃除機で吸い取る
- フィルターを外して洗剤などを使って油汚れを洗い流す
これだけでも、ダクトの汚れを軽減させる効果があります。
フィルターが詰まった状態のままにしておくと、空気の流れが悪くなり、室内の空気が常に滞留した状態になります。
それだけではなく、換気扇等の機械設備には余計な負荷がかかり、モーターが過熱して火災を引き起こしてしまう恐れがあります。
こうならないためにも、フィルター掃除を自分でマメにして、少しでも空気の流れがよくなるようにしましょう。
このように自分でできることをして、ダクト内部の掃除はプロに依頼しましょう。
ダクト掃除の業者を選ぶポイント
ダクト内部掃除を業者に依頼する時は、どんな業者を選ぶのかも重要なポイントです。
作業自体はそれほど難しいものではありませんが、洗浄で発生した汚水の処理や、近隣住民や通行人の配慮が重要です。
ここに業者の良し悪しがはっきりと表れるといっても過言ではありません。
また、価格の安さを売りにしている業者がいますが、このような業者は価格が安いぶん複数の現場を短時間で回らなければならないため、どうしても1件1件の現場に対する細やかな心配りが欠如しているような気がします。
また、厨房の中から勢いよく高圧洗浄機でダクト目がけて洗剤を噴射して、ウェザーカバーからこげ茶色の洗浄液が勢いよくお店の壁伝いに地上に流出し、歩道が汚水まみれになっているのを目撃したことがあります。
このような業者にダクトの掃除を依頼したいでしょうか?
ダクト掃除はそれなりに高額な費用が発生します。
業者選びで後悔しないために、面倒でも3社以上の相見積を取りましょう。
作業をお願いする前に現地調査を依頼して、作業内容も詳しく説明してくれる業者が安心です。
掃除作業のみならず、近隣への配慮や、汚水処理してくれる業者に依頼する方が間違いありません。
まとめ:ダクト掃除は信頼できる業者に依頼しよう!
今回は、ダクト掃除の重要性や、自分でダクト掃除する方法について紹介しました。
ダクト掃除は、火災予防や健康被害防止の観点から、必ず定期的にしなければなりません。
フィルターや換気扇など、自分で掃除できる箇所は極力することをオススメします。
プロに依頼するしかないダクト内部の掃除は、業者選びが重要です。
ダクト掃除の実績やノウハウが豊富で、作業中に細やかな気配りができるプロにお願いしましょう。